エスカレーションポリシー
エスカレーションポリシーを通じてアラートに段階別ルールを適用し、受信したアラートをプロジェクトメンバーに効果的に伝達します。
各ルールには、設定されたレベルが存在するため、各レベルに該当する通知チャンネルへアラートが送信されます。
ウェブフックを通じて受信したアラートがプロジェクトメンバーに通知として送信されるかは、 エスカレーションポリシーによって決定されます。
エスカレーションポリシーは、次の2か所で管理できます。
- [アラートマネージャー > エスカレーションポリシー] ぺージ: 「グローバル」と「プロジェクト」スコープのエスカレーションポリシー管理
- [プロジェクト] 詳細ページ: 「プロジェクト」スコープのエスカレーションポリシー管理
エスカレーションポリシーを作成する
[エスカレーションポリシー]ページに対する「MANAGE」権限を有するユーザーは、エスカレーションポリシーを作成することができます。
[エスカレーションポリシー]ページで作成する
(1) [アラートマネージャー > エスカレーションポリシー]ページで[作成]ボタンをクリックします。
(2) エスカレーションポリシー作成のための設定を入力します。
ポリシー | 説明 |
---|---|
終了条件(状態) | 発生した通知が中止される条件を定義します。 |
スコープ | エスカレーションポリシーを使用できる範囲を意味します。「グローバル」の場合はドメイン内のすべてのプロジェクトで使用でき、「プロジェクト」の場合は指定されたプロジェクト内でのみ使用できます。 |
プロジェクト | スコープが「プロジェクト」の場合に対象となるプロジェクトを表します。 |
エスカレーションルール | 段階別に通知を送信するためのルールを定義します。 設定されたレベルに属する通知チャンネルにアラートを送信します。2段階以上からは、段階の間隔を分単位で設定することができます。 |
繰り返し回数 | アラート通知を繰り返す回数を定義します。最大9回まで繰り返しが可能です。 |
[プロジェクト]詳細ページで作成すると、スコープは自動的に「プロジェクト」が選択され、 当該プロジェクトが対象に指定されます。
[プロジェクト]詳細ページで作成する
[プロジェクト]詳細ページでエスカレーションポリシーを作成すると、自動的に当該エスカレーションポリシーが対象に指定されます。
(1) プロジェクト詳細ページの[アラート]タブ内で[設定]タブへ移動します。
(2) エスカレーションポリシーのゾーンで[変更]ボタンをクリックします。
(3) [新しいポリシー作成]タブをクリックします。
(4) エスカレーションポリシー作成のための設定を入力します。
レベル
レベルは、アラートを段階別に送信時に、当該段階でアラートを送信する送信範囲です。
プロジェクトにアラートチャンネルを設定でき、アラートチャンネルは各々の独自のレベルを持っています。
エスカレーションのルールを定義時に[通知レベル]を設定します。設定された段階ごとに該当するレベルのアラートチャンネルでアラートを送信します。
(5) 設定がすべて完了したら、[確認]ボタンをクリックしてエスカレーションポリシーをを作成します。
基本ポリシーに設定する
エスカレーションポリシー一覧で1つを選択して、[作業]をドロップダウンして[基本に設定する]メニューを選択すると、当該ポリシーを基本に設定することができます。
新しいプロジェクトを作成してアラートを有効化すると、当該ポリシーは自動的に適用されます。
エスカレーションを修正・削除する
エスカレーションポリシー一覧で対象を選択後に[作業]をドロップダウンすると、[修正]または[削除]を実行することができます。
修正する
修正は、[作成]ボタンをクリックすると表示されるモダールウィンドウのような形態で、スコープを除いたすべての項目を修正できます。
削除する
削除は、以下のような確認モダールウィンドウで削除を実行できます。